食物アレルギーの子は何人に一人か。
今回は食物アレルギーについてのいくつかの統計、調査結果を紹介させていただきます。
食物アレルギーの子はどれくらいいるのか
正確な数字を調べることはできませんでしたが、味の素のサイトから下記のデータを見つけました。
日本の食物アレルギーの有病率は、全年齢を通しておよそ1~2%ぐらいだと推定されています。小児(15歳以下)、特に乳児(1歳以下)に多く、おおよそ10人にひとりが発症しています。(2011年7月時点)
食物アレルギーはこの15年間で研究が進み、データが整備されはじめた発展段階にあり、確固たる数値が少ないのが現状です。
少しデータが古いですが、小児、乳児では10人に1人が食物アレルギーを持っているそうです。確かに言われてみれば、うちの保育園でもそのくらいの割合かも。
また、東京都健康安全研究センターからこんな統計も
引用元:アレルギー疾患に関する3歳児全都調査 平成26年度版(各アレルギー疾患の罹患状況の推移から「食物アレルギー」のみ抜粋)
こちらの統計では、東京都の3歳児のうち16.7%、(平成26年時点)
約6人に1人が食物アレルギーを持っているという結果になっています。
平成26年時点で6人に1人ということは現在はそれ以上ということです。
年々増えていってるんですね。
食物アレルギーに対するみんなの悩み
日清オイリオ様のサイトから食物アレルギーの子を持つ親がどのような悩みを持っているかの調査結果です。
食物アレルギー対応の食事づくりにおいて悩むことがあるか聞いたところ、72%が「はい」と回答しました。【図1】
また、悩みがあると回答した人に、どのようなことで悩んでいるか聞いたところ、「食材や献立が偏る」(83.3%)に多く回答が集まり、次いで「外出時の食事対応」(47.2%)、「栄養が不足するのではないか」(41.7%)と続きました。【図2】
「食材や献立が偏る:83.3%」
うちもこれが悩みです。どうしても醤油ベースというか似たようなメニューになっちゃうんですよね。好き嫌いもあったりして。そしてこの悩みは、
「栄養が不足するのではないか:41.7%」
これにつながるんです。
なかなかむずかしいですね。
「外出時の食事対応:47.2%」
アレルギー症状の度合いにもよると思いますが、うちの場合だとファミレスやファーストフード、コンビニなどで済ませることが多いです。それについてまとめた記事を書いていますのでよかったら読んでみてください。
もっともっと食アレに対する認知が広がって、アレルギー対応可の飲食店が増えればいいですね。でもたぶん今後そういう風になっていくんではないかな。
今回は食物アレルギー関連の、統計や調査結果を紹介させていただきました。多いと言われている食物アレルギー、意外と身近にはいないですが、このような調査結果を見るとみんな同じ思いなんだな~なんて思ったりします。
それではまた~